応援や宣伝してくださった方々、そしてご支援いただいた方々、本当にありがとうございました。
おかげで私は今フィンランドのレジデンスに無事到着し、制作に入っております。もう到着して10日経ち、生活にもそろそろ慣れてきたところです。日々の写真とともに少しご報告しようと思います。
今回も大きなスタジオを使わせてもらっています |
MUSTAとは、フィンランド語で"黒"を意味するそうです。メゾチントをやっている身としては、なんだか親近感が湧きました。
MUSTARINDA : http://mustarinda.fi/
レジデンスの隣には森があって、好きなときに散歩しに行っています。一応きちんとしたルートがある(赤、青、緑で長さが違うルート)ので、それに沿っていけばほとんど迷うことはありません。ですが時々どっちに向かって歩いているのかわからなくなり、来た方向を引き返していてなかなか出口に着かない、ということはありました。。
こぢんまりと見えますが、中は結構広いです。 |
黄色いきのこ。調べましたが、アンズタケ?なのかな。スープに入れたら香りがしてとても美味しかったです。 |
というのも、道を少し反れたところにきのこを見つけ、それを摘んでいると隣にまた見つけ、、と、きのこ狩りに夢中になっているとどんどん道を反れて行き、道に戻ったときには辺りは何処も同じ風景なのでどっちに行ったか分からなくなってしまう、という訳です。フィンランドの森は、苔や細かい草がたくさん生えていて地面がふかふかで、歩いていてとても気持ち良いです。
タワーからの眺め。晴れているので遠くまで見えます。 |
森の1番短いルートを歩いていくと、木でできたタワーがあり、眺めを一望できます。
到着して2日目に皆で登ったのですが、そのときに感じた「何も音がしない」という感覚、例えれば、耳栓なんかしていないのに、何もしてない状態で耳栓をした時のような感じ、はとても不思議でした。
先週日曜日には、なんとオーロラを見ました。オーロラはNorthern lightsというのですね。はじめは空に薄い雲のようなラインがすぅーっとかかっていて、雲と見間違うくらいでした。でもよく見ると、それは水蒸気が流れるような動きではない、奇妙な動きなのです。すごく寒かったので、しばらく見て部屋に戻ったのですが、その後部屋の窓から見えたのは、あの、良くテレビで見るようなオーロラで、、本当に神秘的でした。
そこまで大きく広がってはいませんでしたが、うっすらピンク色や緑色に光り、すーっと奇妙な動きで動いては消えるのです。
子供の頃天体望遠鏡が家にやってきた時、夜に団地のベランダから初めて月の表面をのぞき見た時の、怖さと感動が同時にくるような感覚を久々に味わいました。
制作も少しづつ進めています。今日は版の撮影をしてみて、どのような写りになるか試してみます。
また近況をアップしようと思います。
現在、愛知県の平八郎ミュージアムで開催中のグループ展の詳細をNEWSのページにアップしたので、ご興味お有りの方はぜひご覧ください。
どうぞよろしくお願致します!