2021年10月8日から17日まで西荻窪FACE TO FACEにて開催いたしました個展「傍らの庭」は皆様のおかげで無事に終了いたしました。
コロナ禍の個展でどうなるか不安でしたが、思ったよりも多くの方にお越しいただき、本当に感謝しております。皆さま、ありがとうございました。
今回の個展は、前回の2020年3月の個展から約1年半開けての個展でした。
昨年2020年末に出産し、妊娠期間中と出産後しばらくは制作ができなかったため、時間が空いてしまいました。
個展に向けての制作は、出産してから始めました。育児の合間にエスキースをしたり、構想をねったり、少しづつ作りたい作品を描きため、子どもが少しずつ成長してきて段々と生活のリズムができてきた頃に、版画の制作に取り掛かりました。
個展に向けての制作は、出産してから始めました。育児の合間にエスキースをしたり、構想をねったり、少しづつ作りたい作品を描きため、子どもが少しずつ成長してきて段々と生活のリズムができてきた頃に、版画の制作に取り掛かりました。
夫が育児休暇を1年間とってくれていたのはとても大きく、そうでないと制作はできなかったと思います。私が制作に集中することができたのは彼の助けのおかげです。
出産と育児の経験はやはり私の気持ちに変化をもたらしたと思います。
出産直後に毎日見ていた夢は、子どもを失う怖さがそのまま夢になって出てきたり、何かを気にかける気持ちや、世話をしなければという気持ちが全て夢に凝縮されていて、飛び起きる日が多々ありました。そういう気持ちや、子供の日々めまぐるしく変わる成長や変化は、人間というものの不思議さにも結びつき、沢山のイメージを私に与えました。
今回個展ができたことは、これからも変わらず制作を続けていくことの意思表示にもなったかもしれないと思っており、本当に良かったと思っています。
私の周りにいる、沢山の人の支えや応援のおかげで個展が開催できたこと、また、会場に来てくださった皆さま、深く感謝いたします。