怒濤の2月と3月




3/1に個展と3/5にグループ展「静かな奥行き」を終了しました。
お越し頂いた皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。

スケジュールが重なっていたのもあって、いつにも増して慌ただしく感じられ、ここ2ヶ月が風のように過ぎていってる気がします。
展示後も作品の発送やいろいろで、まだその風の余韻がまだ残ってます。




個展では、いつもよりも多くのお客さまが作品をお買い上げ下さり、国立という土地柄なのか、都心で展示するときとは違う感触がありました。
家が広い、経済的なこと、いろいろ要因はあると思いますが、スーパーの袋を片手にギャラリーに入り、日常の買い物の延長線上に絵を楽しむ意識があるということ、絵を見たときにきっと家に飾る事を想定して見ている、、ということがなんとも素晴らしいなと感じました。
私は、自分の表現方法が必ずしも版画でなければならないとは思っていませんが、今回の個展では、版画には親しみやすさというものがあるのかもしれないと感じ、それは悪い事ではないなとも思いました。

それから、これは作る側からの考えですが、普段あまり絵を飾ったりしない人に興味を持ってもらい、更にその絵を持って帰りたいと思ってもらう為には、自分の日常の空間の中に置いたところを想像してみてもらうことは外せない、、と思います。
日常から切り離して絵を見ていては入ってくる物も入ってこず、感じるものも違ってきます。
自分でも作品を買う判断基準は、その絵が日常の中に入ってくる事をイメージして、毎日のなかで見るたびに気持ちが豊かになることが想像出来るからです。

あ、この間代官山にあるmukuriというギャラリーで、増田光さんというくまのモチーフで良く作品を作っている作家さんの、だるまの器をお家用に購入しました!
写真、次回載せます。表情がなんとも面白くって置いてあるだけでその場が彩られます。
まずは徳利として使いました〜  増田さんの器は、我が家で結構活躍してます。







「静かな奥行き」も、今までにない貴重な経験になりました。
個人的には、大好きなYUKI-SISで展示出来た事が嬉しい、、のですが、それだけではなく。
一応、企画者ということで、参加作家の村瀬氏と二人でプレスリリースなどを考えました。4人とも全く違うジャンルで制作しているので、一つの共通のテーマはどうしても必要でした。「平面的な仕事」というテーマでやるというのは早い段階で決まっていたのですが、ただそれを言っただけでは何も惹かれない。
平面作品の良さってなんだとか、来た人に説明のつくような、説得力のある言葉をみつけて組み立てるのには時間がかかりました。


クラフトの作家2人と展示出来た事も新鮮でした。
お客さんも、普段はあまりファインアートの展示には行かない方がみにきて下さったりと、自分の個展では出会えないような方と話が出来て、とても新鮮でした。

また、この企画の第2弾をできたら面白いかなと思ったり。



次の展示の予定は、6月7日〜12日、小伝馬町のJINENGalleryでの個展です。
今少しイメージが出てきていて、イメージサイズは小さめの物を、点数は多めになりそうな予感です。
またお知らせします!








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