個展のお知らせ


久しぶりの投稿です。
"News"にてお知らせしてをしていました、京王井の頭線沿い西永福駅のJalk coffeeでの展示は5月28日を持ちまして終了しました。最後の2日間在廊していたのですが、近所に住んでいる方々にとても愛されているお店だなと感じました。仲良しのお年寄り二人、お父さんと息子さんなど、お馴染みのお客様らしく、ゆっくりとコーヒータイムを過ごしていました。ジョギング中や近所を散歩中の方も、ふらっと入ってきて珈琲豆を買っていたり。お店のスタッフの方々もとても素敵な方たちで、本当に良いお店だと思います。自家製ケーキもとーっても美味しいし。。これから吉祥寺に行った帰りに寄るところが増えました。皆さんも、もし井の頭線に乗って時間があったら、ぜひ西永福のヤルクコーヒーへ行ってみてください。駅から歩いて5分ほどです。行く途中に、北海道小麦にこだわった "PANYA KOMOREBI" というパン屋さんがあって、とっても美味しいです。そちらもぜひ。





個展のお知らせ
6月16日から25日まで、昨年12月にも個展をさせていただいた西荻窪のガレリア青猫にて個展を開催いたします。
今年8月にはノルウェーのAIRに行く予定なので、それまでは準備期間に当てようと決め込んでいたのですが、ギャラリーのオーナーさんからどんどん作った方が良いと押され、6月に開催することになりました。でも、やることに決めてよかったと思います。ノルウェーで制作したい作品のイメージも制作することで湧いてきたし、何か新しい展開にして行けそうな予感がしています。ノルウェーのレジデンスのことは、また改めてお知らせしたいと思っています。
とりあえずは、今回の個展のご案内です。在廊日等は決まり次第お知らせします。


林明日美 銅版画 「花束」
2017.6.16(金)-6.25(日) 13:00-20:00 最終日19:00まで
20日(休廊)
ガレリア青猫

167-0053  東京都杉並区西荻南2-21-8
03-3247-2236(開廊中のみ)

新作約20点、過去作新も含め25点程展示いたします。
以下、展覧会に寄せた私のコメントです。



人は、目に見えない気持ちを花束に込めて相手に伝えます。
目に見えない気持ちや思いは、行動や声、物といった感じとれるものにしなければ伝えられません。
花束という物は、そのような目に見えない意識を伝えて残す、という行為すべての象徴のイメージのように思えます。
しかし果たして、ものに託した人の気持ちや意識というのは、たとえそのものが無くなってしまったらどうなるのでしょうか。ものが無くなる事で消えてしまうものもあれば、記憶としてどこかに残り続ける事もあるように思います。そして、私たちの気持ちや意識自体も身体というものによって可視化されます。身体が無くなった時、意識や記憶も消えてしまうのか、それとも、花束に託したような何かへの意識や思いは身体が消えてしまってもどこかで残り続けるのでしょうか。

この作品(トップに載せた作品です)の花束のそれぞれの花は人それぞれの可視化した意識を表現しています。それらは一人の人によって束ねられていますが、時間の経過やそのときの状況で忘れられてもう二度と出てこなかったり、記憶として残っていて何かの拍子に思いだしたりと、消えたり出てきたりします
人の意識とは何かという疑問は尽きる事が無く、私の作品は、そのような疑問を可視化したものです。



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